きえんどうという旅 8.Return home

8.Return home「故郷へ帰る」

主人公は旅を終え、元の世界に戻っていきます

さて、旅の終わりは始まりである。

ぐるりと一周回って、次の旅はもう始まっている。

前回の旅で見つけた「宝物」をお守りとして携えて。

新しい旅の中で、再び落ち込んだり

涙することもあるかもしれない。

しかし、それらの経験そのものに意味がある。

ひとつひとつの出来事は絶妙に繋がりあって、旅の終わりへ続いている。

どういった選択をしたとしても、

その先がどんな結果だとしても、

それを通してしか得ることができない学びのために

その都度の最善を選んでいるのだ。

これからの旅の目的地はまだわからない。

これから数年をかけて、天は私に何を与えてくれるのだろうか。

確実に言えることは、

この旅を通して、

私はさらにあるがままの自分として成長していくだろうということだ。

お気づきかと思うが、ヒーローズジャーニーは

旅の終わりに得る宝物よりも

宝探しの旅そのものに価値がある。

あなたが今どんな状況にあったとしても

自分のヒーローズジャーニーを感じてほしい。

旅のどこかの地点にいるということに気が付けば

目の前の出来事の全てが、

自分を英雄に導いてくれていることを知るだろう。

そして、ある時にふと、旅のひとつが終わったことを知り、

手の中にあるものをみて、

そこに自分が探していた宝物を発見するはずだ。

Special Thanks to chicaco & kaori & meg


きえんどうという旅 7.Complete the task

7.Complete the task(課題完了)

一つの課題を終えた主人公は、これまでの自分の旅を振り返り、その旅のプロセスで体験した自己の苦悩や葛藤、手放したこと、勇気や挑戦、そして、そこで出会うことできたが師やメンター、仲間や愛する人をとおして、その旅の意味を整理し、学び・体験・悟りを統合します。
その統合した学び・体験・悟りが、映画や小説を通して、伝えたい一番のテーマであり、メッセージになります。

先日ある情報番組の取材の話をいただいた。

何も考えずに受けたものの、撮影日が近づくと急に胃が重くなってきた。

何度もシュミレーションをしながらも、ふと、

取り繕わないで、ありのままの私でいてみようと思った。

「あるがままの私」を私自身が愛せているかどうか、

天からの試験かもしれないと感じた。

結果はあるお客さまから頂戴した。

「いつもの、そのまんまの美穂子さんだったわよ!!」

大げさに聞こえるだろうが、

私にとっては最終試験の合格通知に思えた。

同時に、これまでの旅が終わったのだということを理解した瞬間でもあった。

きえんどうと歩んだ私のヒーローズジャーニー。

今回の旅から私が得たことは

「自分の世界は自分で造れる」

ということである。

別の言い方をすると

「だれもが自分が信じる世界を生きている」

ということだろうか。

地球上にいる誰一人として、自分と同じ世界を生きている人はいない。

限りなく似ている人はいたとしても、全く同じということはない。

誰もが自分の世界で、その時の最善を選んで生きており、

そこに正しいとか間違いとかはない。

だからこそ、他人をジャッジすることも

自分と他人を比べて自分をジャッジすることにも

全く意味がない。

私たちは皆それぞれ、唯一無二の自分だけの世界を生きている。

その世界での豊かさや幸福の基準は、

自分だけが知っている。

そして、私たちはその基準を自分で設定できる自由を与えられている。

ありがたいことに、設定はいつでも自分で変えられる。

現に、きえんどう1年目と7年目の生活や状況は

さほど大きく変わったわけではないが、

今、

私は豊かで美しい人生を歩んでいるし、

私の世界では、全てが上手くいっている。

これが、今の私が信じる

「自分軸」で「自分の世界」を生きるということであり、

今回のヒーローズジャーニーを通して手に入れた宝物だ。

作画:chicaco


きえんどうという旅 6.Transformation

6.Transformation「変容」

Demon「悪魔や悪の権化、また自分自身」を倒し、克服した主人公は、ここで英雄へと変容します。

きっかけはコロナ禍だった。

子どもの休校に合わせて、思い切ってきえんどうを1か月休業にした。

外の世界が強制ストップされて、自分だけの世界。

自分以外が見えない世界の「楽」さを知ることで、

無意識に誰かと比べて自分をジャッジするという他人軸で生きていたことに気が付く。

他人軸で生きていた自分に気が付いたことで、

自分軸での在り方を初めて理解することができた。

と同時に旅のスタート時の強烈な体験が、

他人軸から自分軸への軌道修正だったことに気が付く。

この発見は、私に起こった奇跡だった。

ほんの小さな内側の変化は、がらりと外側を変えた。

といっても、はたから見たら何かが変化したわけじゃない。

変わったのは、私の受け取り方だ。

自分軸で現実を受け取れるようになったおかげで、

私の世界では、全てが上手く運ぶようになった。

ここから私の変容は確実にスピードアップした。

私は私の世界でようやく英雄になった。

作画:chicaco



きえんどうという旅 5.Demon

5.Demon「悪魔」

旅を続ける主人公は、ここで、「悪魔」という言葉に象徴される最大の敵、そして、試練に遭遇します。
相手が敵(悪魔、悪の権化、怪物)、または強力なライバル、さらに己の内面にある自分自身など、物語には、様々なパターンが存在します。

私にとっての悪魔は、私自身だった。

最初の3年は、自分自身のエゴの声との戦いだった。

エゴの声はどんな場面でも少しのほころびを見つけては

私には価値がないとか、もっと頑張らないといけないとか

心がざわざわすることを語って聞かせる。

既に持っているものには目を向けず、

いつも足りないところにフォーカスが向いていた。

お客さんが来ない日も落ち込んだが、

お客さんがたくさん来た日は、明日は誰も来ないかもしれないと落ち込んだ。

SNSを見るたび、頑張っている人がキラキラして見えて、

頑張っていない自分にがっかりしていた。

あるとき、どれだけお客さんがたくさん来ても、

どれだけ頑張った!!と思える仕事をしたとしても、

どれだけたくさんの人から賞賛をもらったとしても、

自分で自分を認められない限り、私が満たされることはないだろうな。

ということに気が付いた。

自分を傷つけられるのは、自分だけしかいないということを知った。

悪魔との戦いは、

「自分を愛する」

ということを教えてくれた。

作画:chicaco


きえんどうという旅 4.Guardians

4.Guardians「メンター」

新しいステージに足を踏み入れた主人公は、さまざまな新しい体験を重ねて、そのプロセスで、師、またはメンターといったサポーターたちに出会い、学び、さらに成長を遂げていきます。

オープンまでのあれこれは、私のメンタルと体重をガリガリと削りとっていった。

オープンを目標に走っていた私は、ゴールテープを切ったとたんに

それがもっとハードなレースのスタートラインだったことを知った。

そこはまるで見知らぬ世界だった。

私が選んだ商品、ブログ、きえんどうそのもの。

全てをいつもジャッジされているような気がした。

頑張らなくちゃいけない。けれども何を頑張っていいのかわからない。

何のために頑張ろうと思っているのかもわからず、

頑張らなくちゃいけないという気持ちだけが空回りしていた。

私の不安のエネルギーできえんどうのエネルギーを下げるのだけはやめよう。

そう思った私は、

不安に飲まれそうになる自分をなんとかするために書籍を読み漁り、

自分に足りないものを身に着けようと、学びに夢中になっていった。

このことが、私にとっての普遍の真理への扉に繋がっていく。

新しい知識やこれまで出逢ったことがないようなタイプの方との出逢いは、

私に新しい世界を見せてくれた。

その世界は、美しく豊かで悩みとは無縁に見えた。

不安な自分を何とかするには、自分を変化させなくては・・・

とがむしゃらだった私に

オラクルカードの先生がおっしゃってくださった言葉がある。

「奇跡は外側でおこるのではなく、自分の内側でおこるほんの小さな変化です」

この言葉を本当の意味で理解するのに5年かかった。

こうして、知識だけで頭でっかちだった私は、

その後何年もかけて、必要なタイミングで必要な師に出会うことで

体験を通して腑に落としていく。

それらの体験は、まさに奇跡だった。

今思うと、出逢う人は皆、ほとんどが師でありメンターであった。

オープンを控えた私に「接客業は向いてないよ」と言い切った方も、

私の信念を強くするために必要な存在だった、と今になってようやく消化できる。

ありがたいことに、今の私には

私の豊かさそのものだと言っても過言ではない、

私をサポートしてくれるメンターたちがいる。

天の采配はいつも完璧なのだ。

作画:chicaco


きえんどうという旅 3.Threshold

3.Threshold「境界を超える」

旅を始める決断をした主人公は、最初の試練に遭遇します。本当に新しい世界へ踏み出す勇気や覚悟があるのかどうかを試されるテストです。

白紙に戻すことを選択した頃、

実は別のところで人間関係にもいくつかトラブルがあった。

全てリセットしようと決意した中には、

トラブルになっている人間関係も含まれていた。

正直なところ、八方塞がりで降参するほかなかったのだが。

自分の内側にこびりついた感情を一切合切「忘れよう」と決意し、

次の瞬間に「忘れた」

胸の中でとぐろを巻いていた怒りや不満や自己弁護が

パッと消えてなくなり、心が軽くなった。

私が忘れただけで、人間関係は簡単にリセットできた。

なんのことはない、私がトラブルにしていただけのことだった。

相手を変えることにこだわるよりも、自分を変える方が

よっぽど気持ちよくリセットできるということを知った。

「許す」のではなく「忘れる」ことにしたのが正解だったと思う。

というのも「忘れる」ことこそが、自分軸の選択だったからだ。

とはいえ、この頃の私は「自分軸」なんて言葉も知らず、

とにかく目の前の障害を乗り越えるだけで精一杯だった。

作画:chicaco


きえんどうという旅 2.Commitment

2.Commitment「旅を始める」

主人公は旅をはじめ、「自分の進む道は本当にこれでいいのか」と、天命を受け入れることができず、旅に出ることへの葛藤や戸惑いが必ずおきます。
また、何かしらの出来事で、最終的には「今に留まるのか、それとも新しい世界へ進むのか」という選択を迫られます。そして、新しい世界への一歩を決断して進んでいきます。

「きえんどう」という名前は割とすぐに思いついた。

仏教用語でもある「機縁」は、簡単に言えば「きっかけ」という意味だ。

「僅かな値遇であっても、それが縁となり開眼し、人生の方向が定まることもある」

まさに人生において縁というものの力を体験したばかりだった私は、

「きえんどう」でつなぐご縁が、その人それぞれの可能性を発動し、

訪れる人が皆幸せになる・・・。

という夢を描いた。

この夢は私をとてもワクワクさせた。

計画はどんどんと進んでいった。

だんだんと多くの人が関わるようになり、

気が付けば「アドバイス」という優しい鎖に身動きが取れなくなっていった。

完全に下準備不足のつけがまわった。

計画が中途半端だったうえに、知識もない私は

あっという間に不安や葛藤でいっぱいいっぱいになった。

先人のアドバイスは、私にとっては救いだった。

こうした方がいいんじゃない?と言われることは全て取り入れた。

自分で決めて進めていたはずだったのに、

出来上がった計画書には

想像もしていなかった絵が描かれていた。

ワクワクなんてとうの昔にどこかに隠れてしまった。

胸のあたりがざわざわとするような違和感を感じながらも、

さらに進んでいく計画に後が引けなくなっていた。

本契約をする数日前のことだった。

勧められて受けたヒーリングのヒーラーさんに

「この計画は失敗するよ」と断言された。

血の気が引き、後頭部をガーンと殴られるような衝撃を受けた。

ショックで体温が下がりガタガタと震えながらも、

「その通りだ」と妙に納得する自分がいた。

「私が変わらなきゃいけない」という想いが胎の底から湧き出てきた。

全てリセットしようと決意した。

というより、せざるを得ないと思った。

全ての責任は自分がとらなくては、と腹が据わった。

本契約直前での白紙撤回の連絡を入れたときのことは

昨日のことのように思い出せる。

沢山のアドバイスを下さり、

時間をかけ知恵を絞ってアイデアを形にしてくれた社長に

「一旦白紙にさせてください」と伝えるのは、

申し訳なくもあり、とてつもなく怖かった。

怒られることを覚悟で正直に思ったことを伝えた私に、社長はこう言った。

「いいよ、君の想いが全く見えなかったから逆に安心したよ。

また一緒に考えよう」

どうしてかずっと出なかった涙が、蛇口が壊れたかのように溢れ出た。


私の旅の一歩目はここだったはずだ。

他人軸でいたことで本来の自分から乖離した私が、

自分軸に強制的に軌道修正させられて踏み出した一歩だ。

まさに自分の力で踏み出した、決断の一歩となった。

作画:chicaco


きえんどうという旅 1.Calling

1.Calling「天命」

物語の始まりです。主人公は、きっかけは、さまざまですが、人のとの出会いや、不運な事故、また、自分のなかで聞こえてくる内なる声などきっかけに、これから始まる旅のミッション(生きる意味や役割、使命)を見つけます。

最初に与えられた空の工場が、私の旅のスタート地点。

「この場所を何とかしなくてはいけない」と

ドアを開けた先の工場は、いつも時が止っていた。

動いていない空気は澱み、

西日に照らされた床に落ち葉がたまっている。

焦燥感だけが膨らみ、

何もできない自分に呆れてがっかりする。

そんなことを何度も繰り返し、いつしかドアを開けることもなくなり、

やがては胃の奥の深いところに

消化しきれないストレスが溜まっていった。

状況が変わったのは、突然だった。

まるで導かれるように縁が縁を呼び、

「きえんどう」が形作られていった。

「きえんどう」が生まれたときのことは、よく覚えている。

合わなかったピースが見つかったような、

喉につかえていた小骨が取れたかのような、

いいこと考えた!と声を張り上げて得意がる

子供のような気持ちになった。

「どうせやるのならば、役に立つ場所にしたい」

という想いが私の最初の種だった。

どんなものを売るか・・・ということよりも

どんな場所にしたいかということしか考えていなかった。

この先に待っているのは、キラキラした未来に違いない。

そんな気持ちで、新しい旅へつながる扉を開いた。

※作画:chicaco


きえんどうという旅 はじめに

最初に与えられたものは

使えなくなってしまった空の工場だった。

  

薄暗く、すみには虫の死骸がたまっており、

長くいると澱んだ気に呑まれてしまいそうな気がした。

  

7年後の今、同じ場所に立つ。

  

あたたかな照明に照らされて、心癒される商品が必要な人の元に行くのを待っている。

あの頃の一つ一つの全てが、今ここの私にとって意味があったのだと気が付く。

  

今、私の旅がひとつ、終わろうとしている。

  

  

ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)をご存じだろうか。

  

ジョゼフキャンベルという神話学者が提唱したもので、数々の神話のヒーローの物語にはある共通した一連の流れがあることを発見した。

  

スターウォーズを始め、ヒット映画などにこの手法が取り入れられているのは有名な話なのだが、この一連の流れは実は私たち一人ひとりにも当てはまる。

   

私にとってのきえんどうでの7年はまさにヒーローズジャーニーそのものだった。

  

※つづく  作画:chicaco


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