きえんどうという旅 4.Guardians

4.Guardians「メンター」

新しいステージに足を踏み入れた主人公は、さまざまな新しい体験を重ねて、そのプロセスで、師、またはメンターといったサポーターたちに出会い、学び、さらに成長を遂げていきます。

オープンまでのあれこれは、私のメンタルと体重をガリガリと削りとっていった。

オープンを目標に走っていた私は、ゴールテープを切ったとたんに

それがもっとハードなレースのスタートラインだったことを知った。

そこはまるで見知らぬ世界だった。

私が選んだ商品、ブログ、きえんどうそのもの。

全てをいつもジャッジされているような気がした。

頑張らなくちゃいけない。けれども何を頑張っていいのかわからない。

何のために頑張ろうと思っているのかもわからず、

頑張らなくちゃいけないという気持ちだけが空回りしていた。

私の不安のエネルギーできえんどうのエネルギーを下げるのだけはやめよう。

そう思った私は、

不安に飲まれそうになる自分をなんとかするために書籍を読み漁り、

自分に足りないものを身に着けようと、学びに夢中になっていった。

このことが、私にとっての普遍の真理への扉に繋がっていく。

新しい知識やこれまで出逢ったことがないようなタイプの方との出逢いは、

私に新しい世界を見せてくれた。

その世界は、美しく豊かで悩みとは無縁に見えた。

不安な自分を何とかするには、自分を変化させなくては・・・

とがむしゃらだった私に

オラクルカードの先生がおっしゃってくださった言葉がある。

「奇跡は外側でおこるのではなく、自分の内側でおこるほんの小さな変化です」

この言葉を本当の意味で理解するのに5年かかった。

こうして、知識だけで頭でっかちだった私は、

その後何年もかけて、必要なタイミングで必要な師に出会うことで

体験を通して腑に落としていく。

それらの体験は、まさに奇跡だった。

今思うと、出逢う人は皆、ほとんどが師でありメンターであった。

オープンを控えた私に「接客業は向いてないよ」と言い切った方も、

私の信念を強くするために必要な存在だった、と今になってようやく消化できる。

ありがたいことに、今の私には

私の豊かさそのものだと言っても過言ではない、

私をサポートしてくれるメンターたちがいる。

天の采配はいつも完璧なのだ。

作画:chicaco