昔、まだ世界は白と黒しかないと信じていた頃、
所属していたグループに、どうしても好きになれない男子がいた。
人にはあまり知ってほしくないことを、
悪気もなくあっさりと喋ってしまう。
そんな無意識無神経男子にイライライライラしていたのだが、
影で文句を言っている自分が嫌になり、
思い切って彼に直接電話をして
「私、あなたのそういうところが大っ嫌い!」
と伝えた。
すると、妙にすっきりしてしまって、
次の日から彼のこと、嫌いでもなんでもなくなってしまい、
結局とても仲良くなってしまったのだった。
最近自分の内側に、認めたくない黒い感情が・・・
そんな感情を持っている自分に落胆。
と同時に、その感情に囚われている気がして、
そんな自分を手放そう手放そうとしていた。
面白いもので、
そうこうするうちにある機会がやってきた。
「私、あなたに ジェラシー感じてます」
ご本人に正直に言う羽目になるという荒療治。
すると不思議。なぜかスッキリ。
手放そう手放そうとしていたから、
ちゃんと手放せられる状況がやってきたんだなぁ。
想像もしない荒療治だったけど(笑)
今思えば、あの頃、
無神経男に大っ嫌いと言ったことも、
自分の中の醜いと思っていたその感情を認めることで、
そのものを手放せたのかも。
自分の闇を認めると、そこに光が当たって闇が気にならなくなるんだなー。
ちょっぴり勇気は必要ですが(笑)