ちょっぴり子ども

娘から手紙が届いた。

修学旅行の夜に書いたらしい。

昼の弁当に忍ばせよ。という学校側からの指令に

娘の名前のあいうえお作文を添えたのだが、

まさかの娘からも、私の名前の作文で返ってきた。

う 産んでくれてありがとう。

ち ちょっぴり子どもだけど(( ̄m ̄〃)ぷぷっ!)←こんな絵つき

や やさしいメッセージをありがとう

ま まいにちありがとう

みほ みほんに

こ これからも私をいい人間に育ててね。

これからもずっとよろしくね。


まず泣くよね。

んで、えっ?上手くない?

私えらく時間がかかったのだけど?

あれ?ちょいまてまて、

ちょっぴり子どもって、何?そんな風に思ってたの?


泣いて笑って忙しい私の感情。

最後に出てきたのは、

ほのかな嬉しさと寂しさ。


この子を育てられるのはいつまでなのだろう。


娘よ、正直に言おう。

ちょっぴり子どものお母さんは、

むしろあなたに育てられています。

ありがとう。